節電塗装に対する誤解

節電塗装の省エネマンです。

台風が接近しています。気象情報をチェックしてくださいね。


さて、節電塗装についてちょっとした誤解があることがわかりました。

上田市のＮさんとお話ししていた時のことです。


「夏場はエアコンの使用が減るのはわかるけど

冬場のエアコン使用は上がるんじゃないの？」


と質問されました。

なかなか鋭い質問に省エネマンもたじたじです。


結論から言いますと、


節電塗装した後、

夏場は、日中と夜間の時間帯の室内温度が下がります。

冬場は、日中の室内温度が下がり、日没から日の出までの時間帯は上がります。


これは、節電塗装の塗膜が外部からの熱を

シャットアウトするために起きる現象なのです。


夏場は、太陽熱を反射させるために、室内へ入りこむ熱はわずかですが、

冬場は逆に、太陽熱が室内に入りこまないため、室内温度は下がってしまいます。


しかし、暖房をつけることによって、

少ない時間ですぐに室内が暖まります。


節電塗装の塗膜が、室内の熱を外に逃がさない効果があるのです。

これは、節電塗装の保温効果とも呼ばれます。



ただし、注意していただきたいのは、

節電塗装において、下塗り、中塗り、上塗りと３工程の塗りがあります。


「下塗り」は、下地材と塗料との接着の役割をもたせるために塗る塗料です。


重要なのは、「中塗り」に断熱塗料を使用しないと

節電の効果が弱くなるということです。


「上塗り」に、遮熱塗料を塗ることで太陽熱の大半を反射させます。


反射できなかった熱は、「中塗り」の断熱塗料によって

高熱が室内へ侵入するのを防ぐことができるのです。


上田のＮさんの質問の答えとして、

節電塗装の効果は夏場に強く、冬場に弱いのではなく、

夏はエアコンの使用が少なくてすみ、

冬もエアコンや暖房使用の灯油代が少なくてすむのです。




それからもう一つ、「窓ガラス」の開口部も

熱の侵入に大きく関わりがあります。


それについては、次回にお話ししますね。

台風に負けません。続きます。


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