2011年09月28日

節電塗装の工事の流れ(その5)・下塗り、中塗り、上塗り

節電塗装の工事の流れ(その5)・下塗り、中塗り、上塗り


節電塗装の省エネマンです。

肌寒くなり、季節は秋から冬への移り変わりを感じました。

「寒さ対策」を早めにしたほうがよさそうです。



さて、節電塗装の工事の流れもいよいよ終盤です。

6.下塗り

7.中塗り

8.上塗り


下塗り、中塗り、上塗りは、塗装の本来の目的になります。

住宅の塗り替えの目的は、美観と保護にあり

塗装会社は建物に塗膜を残すことで工事が完了となるのです。



これまでに、足場を組み、養生を施し、高圧洗浄や下地調整をしました。

すべて「塗膜を残す」ための下準備なのです。




下塗りは、化粧品で例えると基礎クリームにあたります。

中塗りは、ファンデーションの役目。

上塗りは、おしろい(白粉)の役割といえばおわかりいただけますか?





今では塗装の塗り替えも、3回塗りが一般的になりましたが、

ここでも手抜きをする業者がいます。




どこで手抜きをするのかというと、

2回目と3回目の塗装が、

たいていの場合、同じ塗料・同じ色で塗られるため

この工程で行われます。

ほとんど断定できます。




どういうことかというと、

あなたが床のフローリングにワックスをかける場面を思い浮かべてください。

1回目のワックスがけは、ツヤがないところがわかるので

塗り残しがないように床全体のワックスをかけることができます。



しかし、2回目のワックスがけは、

ツヤの上に塗るため、塗り残しがあったとしても気がつかないこともあるのでは?



端から順番に塗っているつもりでも、塗り残しがあったり、

すべてを均等の量でワックスをかけることは、プロでもむずかしいことなのです。



この記事に「手抜きされない方法」を書きましたので参考にしてください。




訪問販売の営業マンやリフォーム会社で勧める塗料は、

「水性シリコン」がほとんどです。




「シリコン塗料」が広く流通したために、

以前よりも安価で仕入れられるようになりました。



しかし、「シリコン塗料」でも成分や機能面ではピンからキリまであるため

「シリコン塗料を使います」と営業マンの言葉に安心してはいけません。



見積書に塗料メーカーの名前と、使用缶数の量を書いてもらいましょう。

メーカーに問い合わせたり、インターネットで調べれば

使用する塗料の価格が簡単に調べられます。



「当社独自のオリジナル塗料です」とか

「当社が開発した塗料です」などの発言があれば要注意です。



塗料の開発費用には、莫大な金額がかかります。

小さな塗装会社が簡単に塗料を開発できるものではありません。

オリジナルと主張するのは、缶に貼るラベルのことです。



塗料メーカーに頼めば、ラベルも作ってくれる時代です。


中身は塗料メーカーの流通品が入っていても、

ラベルを変えると、中身まで違う塗料に見えます。



くれぐれも塗装業者選びには、慎重に時間をかけることをお勧めします。




大事なことを1つ覚えてください。

悪質塗装業者や中間マージンを搾取するリフォーム会社が嫌うのは

相見積もり(あいみつもり)」です。



相見積もりになれば、価格では勝てないことを知っています。

そのために早く契約させようと、魅力的な条件を出してきます。



塗装の3回塗りは、「ローラー工法」でコロコロ転がすのが一般的ですが

塗料によっては、「吹き付け工法」でも有効の場合があります。



「当社は、ローラーで一塗りひと塗り魂をこめています」を売りにしている会社があります。

塗膜を残す仕事に魂を込めるのは、当たり前のことです。

会社のピーアールなのでしょうが、

わざわざ、そんなことを売り物にするほうがおかしいと思ったほうがいいですよ。



次回は、節電塗装の工事の流れの最終回になります。

あなたの塗り替えリフォームの参考になれば幸いです。

悪質業者を一掃しましょう。続きます。


省エネマンは、いつでもあなたのリフォームを応援します。


省エネマンに相談ボタン





「節電塗装で省エネする方法」のトップページに戻る




  


Posted by 省エネマン at 18:48Comments(0)節電塗装の工事の流れ