2011年09月30日

節電塗装の見積りについて(その1)・比較

節電塗装の見積りについて(その1)・比較


節電塗装の省エネマンです。


自宅の周りが田んぼのおかげで、

暗い夜道を帰宅するときには神経を遣っています。


その理由は、道路にカエルが出没しているからです。

踏みつぶさないように、大股、小股で…。

気味が悪いのと…。とにかく疲れます。

カエルって、旬は夏ですよね?何?この大群は…。




今回から、「節電塗装の見積りについて」お話しします。

「塗装の見積もりはよくわからない」というご質問も多いのですが、

あなたも同じご意見でしょうか?


省エネマンは、塗装の契約の前に、

相見積もり(あいみつもり)されることを推奨します。


一般的には、業者によって塗装の見積り方法が違うため

見積りを比較しても意味がないようなことも言われています。


それでも、見積書の出し方ひとつで「塗装業者の善し悪し」が

わかるため、その見分け方のコツをお伝えします。



塗装の見積りの比較が困難とされる原因は、

業者によって、


1、 塗装面積の計算方法が違う。 

2、 塗装単価の計算方法が違う。 

3、 使用する塗料の種類が違う。 

などがあります。



1、面積の出し方は、「坪単価」で出す業者や、

「実測で面積を計測する」業者がいます。



「坪単価」は、建物の形状によって外壁面積に差がでるものです。

塗り替えの場合は、現地で外壁や屋根の傷みを直接目視する必要があります。



傷みや劣化の状態がわからないまま、見積りを出す業者は危険です。

下地処理を判断をしながら、実測で面積を計上する業者を選びましょう。


どういう方法で外壁や屋根の塗り面積を出そうとするのか、

その返事のやり取りでも、良心的な業者かどうかがわかります。



電話で「建坪何坪ですが…」と見積もり依頼をしてみてください。

業者が、


「現場を見ないとわからない」という返事なら、まずまず。

「坪あたり●●円」の返事なら、親切なようですが要注意です。

別途料金が発生するかもしれません。


しかし、訪問販売の会社に電話で見積もりを聞いても、絶対に値段を言いません。

現地で建物と、お施主さんの人柄を見て、

値段を出すからです。コワイですね。



2、「単価」の出し方にも塗装業者によって大きな違いがあります。

面積は「㎡」であり、雨どいや破風板などは「m」の単位を使い、

そこに「単価」をかけて計算します。


しかし悪質な業者は、現場を見ていても見積書には「一式」を多用します。

さすがに少なくなりましたが、今でもときどきこの書式を見かけます。


仮設足場…一式 ○○円

高圧洗浄…一式 ○○円 

木部、鉄部塗装…一式 ○○円


といった具合にです。


見積書を比較して「安い」と思えても、注意が必要です。

そこには安いなりの理由が必ずあります。

つまり、「安かろう悪かろう」です。



3、「使用する塗料の種類が違う」ことも、見積書を比較しにくくさせています。

塗料メーカー1社の中でも、例えば「シリコン」の種類はたくさん存在します。

ましてやメーカーが違えば、おなじ「シリコン」の名称であっても、

「成分」や「機能性」がまったく違うことがあるため、

「シリコン」だからという理由で見積もりを比較するのはやめましょう。



以上、簡単に相見積もりの比較がしにくい理由を述べましたが、

言い換えれば、「相見積もり」や「見積りの比較」をするためには

条件を同じにしないと比較する意味がないということです。



こうすれば、条件を同じにすることができます。

見積もりの条件を同じにする方法をお伝えします。


まず最初に、あなたが

1社に見積りを出してもらいます。

金額だけ隠して見積書をコピーします。

その見積書のコピーをわたして見積もってもらうのです。


つまり、2社目に見積りしてもらうのは、

一社目に出してもらった見積書と


1、同じ塗装面積で

2、同じ単位で出してもらい

3、使用する塗料を同じメーカーのもの


を見積もってもらうのです。


そうすることで、「見積りの条件」が一致します。

あとは、塗装業者の経費や単価の違いが見積書にあらわれます。

高い、安いの判断は、そこまでしないとわからないものです。



次回は、もっと突っ込んで

「見積書から業者選びを判断する方法について」お話しします。


ここまで長々とお読みいただき、ありがとうございました。

急に寒くなりました。寒さ対策や帰宅後のうがいを忘れませんように。


先日、薬局の薬剤師が教えてくれました。

風邪の初期は微熱が出て、

次は、37~38℃の高熱になり、

咳が出るときには完全な風邪ひきの症状と言われました。


微熱の段階で風邪薬を飲む方がいいそうです。

くれぐれもご自愛してくださいね。


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Posted by 省エネマン at 18:04Comments(0)節電塗装の見積もり

2011年09月29日

節電塗装の工事の流れ(その6)・点検、足場解体、引渡し、集金

節電塗装の工事の流れ(その6)・点検、足場解体、引渡し、集金


節電塗装の省エネマンです。

早いもので今日と明日で9月も終わりですね。

残暑が厳しかったのがウソのような、穏やかな1日でした。



今回は、「工事の流れ」の最終回になります。



9.点検、足場解体

10.引渡し

11.集金、振り込み



塗装の下塗り、中塗り、上塗りが終われば、

いよいよ足場の解体…(業界用語で『バラシ』といいます)…になりますが、

解体撤去する前に、お施主さんに塗装の点検をしていただきます。



お施主さんから、「見なくてもいいよ」と言われたりしますが、

省エネマンの現場では、できるだけお施主さんに上っていただき、

2階の外壁や屋根の塗装に塗り残しがないか、

という点検や確認をお願いしています。




お施主さんから、

「見てもわからないから、それに信用してるよ」

と言われることもあります。




面倒でなければ、下からでは確認できない部分があるため

ぜひ見てもらうことをお勧めします。

そして、一緒に回りながら「説明してあげる」ことも大事です。




早く塗装を終わらせて、早い集金を要求する業者なら、

ここまで要望することはないでしょう。



たとえ2週間前後の塗装工事期間であっても、

大切な住宅をリフォーム塗装する責任があります。



そして、屋根や外壁塗装は、1万円や2万円の買い物ではありません。

100万円単位のお買い物をしていただいたというのに

塗ったらそれで終わり、ではあまりにもあっけないです。



このタイミングには、理由があります。

塗装後の点検には、職人がまだ現場にいる時がお互いにいいからです。

お施主さんに塗装の確認をしていただくことで

職人たちも次の現場に安心して向かうことができるのです。



お施主さんが高所恐怖症とか、

高齢者の場合には、無理に上ることを勧めませんが、

その時は、撮影した写真で工事の内容を説明させていただきます。



それから、足場撤去の際には騒音が出るため、

撤去する前に、近所へ通知することも忘れてはいけません。



足場解体が終われば、引渡しになり、

集金の手続きに入ります。





省エネマンが訪問販売会社に在籍していたときは、

営業マンに現金集金をさせませんでした。

振り込み手数料は業者負担で、お施主さんに振り込んでもらいます。

集金したお金を落としたり、盗難などの余計な心配をせずにすむため

いいシステムだと思います。



訪販の業界では、同じ塗装業界を渡り歩く強者がいて、

集金したお金を横領する悪い人がいたことをよく耳にしました。

振り込みは、集金事故対策や、値引き防止に効果があります。





ここで大事なことは、工事前に見積り書に書かれていることが

全部施工されたかどうかの確認作業です。





営業マンや塗装業者に、

「サービスで塗ります」とか

「ここもついでに塗っておきます」


などの「サービス塗装」や「ついで塗り」などは、特に注意が必要です。

面と向かっては確認しづらいと思いますので、

まず自分の目で点検を兼ねてチェックすることをオススメします。



本来なら、見積書に記載のない工事は、

口約束でなく業者に「一筆書いてもらう」と安心なのですが、

サービス塗装にそこまでしなくてもいいだろう、と気が引けてしまうものです。



あとになって言った言わないなどと、後味の悪い思いをしないためにも、

「業者選び」を慎重に行ってくださいね。



塗装業者選びには相見積もり」や「既存の施工現場への案内をしてもらうなど

少しでも納得できる方法で慎重に時間をかけたほうがいいです。



「塗装業者の選び方(業界のウラ話)」も参考にしてくださいね。



ここまでお読みいただきお疲れさまでした。

今回のリフォーム塗装の工事の流れが、お役に立てれば嬉しいです。


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Posted by 省エネマン at 17:46Comments(0)節電塗装の工事の流れ

2011年09月28日

節電塗装の工事の流れ(その5)・下塗り、中塗り、上塗り

節電塗装の工事の流れ(その5)・下塗り、中塗り、上塗り


節電塗装の省エネマンです。

肌寒くなり、季節は秋から冬への移り変わりを感じました。

「寒さ対策」を早めにしたほうがよさそうです。



さて、節電塗装の工事の流れもいよいよ終盤です。

6.下塗り

7.中塗り

8.上塗り


下塗り、中塗り、上塗りは、塗装の本来の目的になります。

住宅の塗り替えの目的は、美観と保護にあり

塗装会社は建物に塗膜を残すことで工事が完了となるのです。



これまでに、足場を組み、養生を施し、高圧洗浄や下地調整をしました。

すべて「塗膜を残す」ための下準備なのです。




下塗りは、化粧品で例えると基礎クリームにあたります。

中塗りは、ファンデーションの役目。

上塗りは、おしろい(白粉)の役割といえばおわかりいただけますか?





今では塗装の塗り替えも、3回塗りが一般的になりましたが、

ここでも手抜きをする業者がいます。




どこで手抜きをするのかというと、

2回目と3回目の塗装が、

たいていの場合、同じ塗料・同じ色で塗られるため

この工程で行われます。

ほとんど断定できます。




どういうことかというと、

あなたが床のフローリングにワックスをかける場面を思い浮かべてください。

1回目のワックスがけは、ツヤがないところがわかるので

塗り残しがないように床全体のワックスをかけることができます。



しかし、2回目のワックスがけは、

ツヤの上に塗るため、塗り残しがあったとしても気がつかないこともあるのでは?



端から順番に塗っているつもりでも、塗り残しがあったり、

すべてを均等の量でワックスをかけることは、プロでもむずかしいことなのです。



この記事に「手抜きされない方法」を書きましたので参考にしてください。




訪問販売の営業マンやリフォーム会社で勧める塗料は、

「水性シリコン」がほとんどです。




「シリコン塗料」が広く流通したために、

以前よりも安価で仕入れられるようになりました。



しかし、「シリコン塗料」でも成分や機能面ではピンからキリまであるため

「シリコン塗料を使います」と営業マンの言葉に安心してはいけません。



見積書に塗料メーカーの名前と、使用缶数の量を書いてもらいましょう。

メーカーに問い合わせたり、インターネットで調べれば

使用する塗料の価格が簡単に調べられます。



「当社独自のオリジナル塗料です」とか

「当社が開発した塗料です」などの発言があれば要注意です。



塗料の開発費用には、莫大な金額がかかります。

小さな塗装会社が簡単に塗料を開発できるものではありません。

オリジナルと主張するのは、缶に貼るラベルのことです。



塗料メーカーに頼めば、ラベルも作ってくれる時代です。


中身は塗料メーカーの流通品が入っていても、

ラベルを変えると、中身まで違う塗料に見えます。



くれぐれも塗装業者選びには、慎重に時間をかけることをお勧めします。




大事なことを1つ覚えてください。

悪質塗装業者や中間マージンを搾取するリフォーム会社が嫌うのは

相見積もり(あいみつもり)」です。



相見積もりになれば、価格では勝てないことを知っています。

そのために早く契約させようと、魅力的な条件を出してきます。



塗装の3回塗りは、「ローラー工法」でコロコロ転がすのが一般的ですが

塗料によっては、「吹き付け工法」でも有効の場合があります。



「当社は、ローラーで一塗りひと塗り魂をこめています」を売りにしている会社があります。

塗膜を残す仕事に魂を込めるのは、当たり前のことです。

会社のピーアールなのでしょうが、

わざわざ、そんなことを売り物にするほうがおかしいと思ったほうがいいですよ。



次回は、節電塗装の工事の流れの最終回になります。

あなたの塗り替えリフォームの参考になれば幸いです。

悪質業者を一掃しましょう。続きます。


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Posted by 省エネマン at 18:48Comments(0)節電塗装の工事の流れ

2011年09月27日

節電塗装の工事の流れ(その4)・下地調整

節電塗装の工事の流れ(その4)・下地調整


節電塗装の省エネマンです。

午前中は寒く、お昼は暑く、夕方は寒くなるという変な1日でした。

温度の変化についていけず、体調を崩された方も多いのでは…。



省エネマンは、テレビでリフォーム関係の番組をよく観ますが

このときは酷かったですね。

画像あり】劇的ビフォーアフター酷すぎwwwwww に同感です。




今回は、節電塗装の工事の流れ(5.下地調整)をご紹介します。

そろそろ塗装の専門用語にも慣れてきましたか?



5.下地調整

下地調整(したじちょうせい)とは、「下地処理」とか「素地調整」とも呼ばれ

劣化した塗膜を塗り替えにふさわしい状態に調整することをいいます。


下地調整は、塗装の見栄えをよくしたり、

節電塗料の機能性を長持ちさせるためにも必要な工程です。



具体的には、「削る」「磨く」「埋める」「はがす」などの処理をします。

先日の「高圧洗浄」も下地調整のひとつで、劣化塗膜を「削る」作業にあたります。




その他、金属部分のサビを削り落としたり(ケレンといいます)、

木部のはがれをペーパーなどで「削り」ながら「磨き」、

塗装面の凹凸をなくし、平らに調整します。



モルタル外壁やサイディング外壁などのヒビ(クラック)には

パテを「埋め」て、塗装面を調整します。



これらの下地調整をいい加減にしたり、

まったく下地調整せずに塗り替えてしまうと

将来、必ずといっていいほど新しく塗装した塗膜の剥離が起きます




どんなに高価な塗料で契約しても、

下地調整を手抜きする業者の手にかかったり、

うっかり忘れてしまえば、

塗料が持つ機能性を発揮させることはむずかしくなります。



このように、リフォーム塗装のクレームの中では、

下地調整の手抜きによる原因が、圧倒的に多いので
覚えてくださいね。



チラシやイベントなどで安売り価格の塗装契約を結んだりすると

下地調整を適当に処理されることが多いので注意が必要です。



雇われ職人の多くは、1つひとつの現場単位で日当や金額を指定されたりします。

職人にしてみれば、1軒でも多く現場をこなしたほうが収入につながります。



現場を多くこなすために、

時間の短縮をはかろうとすれば、

下地処理の手抜きで行われたりするのです。



職人の風上にもおけない卑劣な行為だといえますね。



悲しいことに、

下地処理の手抜きによるクレームが発覚するのは

早くても数年先のため、

塗装後にすぐ発見することは、ほとんどできません。



そのために、「信頼できる業者選び」がとても大事になってきます。



「節電塗装の塗り替えリフォームで手抜きされない方法とは」にも

詳しく書いていますので、こちらも参考にしてください。





長野市や上田市では今、「秋映え(あきばえ)」というリンゴが旬です。

省エネマンが上田市に移住して、フジの次に好きな果実です。


食欲の秋なのでメタボに気をつけながら、節電塗装の工事の流れは続きます。


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タグ :下地調整


Posted by 省エネマン at 17:50Comments(0)節電塗装の工事の流れ

2011年09月26日

節電塗装の工事の流れ(その3)

節電塗装の工事の流れ(その3)


節電塗装の省エネマンです。

急に寒くなり、長そでのシャツを着ていますが

シャツだけでは寒くて風邪をひきそうです。


寒暖の差が激しいのは、やはり地球温暖化のせいでしょうか?


今回も引き続き、塗装工事の流れを説明します。

リフォーム塗装の見積書を見るときの参考にしてくださいね。


節電塗装の工事の流れとは

3.養生

4.高圧洗浄


について解説します。



.養生

養生(ようじょう)とは、

サッシとか玄関ドア、雨どいなどに

塗料が飛散したり、

汚れないように

シートやビニールで覆うことをいいます。



そして、外壁塗装のためだけではなく

足場を利用して2階の高さからメッシュシートを

四方にかけることも養生といいます。



吹き付け塗装ではもちろんですが、

ローラー塗装でも

塗料が周囲に飛び散ることがあります。




家のまわりの花壇や車、お隣へ塗料を飛ばさないように

メッシュシートで塗料の飛散防止をします。



雨どいや電気メーターなどの養生に使用するテープは、

荷造りなどの粘着用テープと違い、

剥がしたあとでもノリ残りしないのが特徴です。



意外に知られていませんが、

リフォーム塗装で使う養生テープの長さは、

一軒あたりで平均1キロメートルほどになります。




塗装が完了すれば、すべて捨ててしまう養生テープですが、

塗装作業の効率や安全面においても大事な工程です。



4.高圧洗浄

高圧洗浄(こうあつせんじょう)とは、屋根や外壁の塗り替えの際には

とても大切な作業工程になります。



これまでの旧塗膜(きゅうとまく)の「浮き」とか「はがれ」などを

そのままにして新しく塗装をするとトラブルのもとになるため、

旧塗膜を高い圧力で削り取るように洗い流すことが高圧洗浄の役目なのです



塗膜のはがれなどは、モルタル外壁よりもサイディング外壁に

多くみられるため、高圧洗浄で旧塗膜を除去することが欠かせません。



高圧洗浄は圧力の調整をしながら作業をすすめるため、

親方(おやかた)と子方(こかた)の2人で行います。



特に、屋根を洗浄するときには、ホースをからめないように

子方が親方の補助をしながら屋根の上を移動します。



屋根の高圧洗浄はとても危険なため、熟練したコンビでないと

落下する危険もあります。



このように、屋根や外壁を高圧洗浄をするときには、

近隣に汚れた水が飛散するため、養生シートが必要になるのです。




そして洗浄する際には、ガソリンエンジンで駆動させるため騒音が出ます。

高圧洗浄の予定日を近隣にお知らせすることも忘れてはいけません。



お知らせする内容は、

「何月何日の何時から何時まで高圧洗浄を行いますので

洗濯物を屋外へ出さないようにお願いします。」


と相手にわかるようにすることが大事です。

あくまでも、こちらからのお願いですからね。



1~2軒離れていても、乳幼児やご年配が在宅されるお宅には

「騒音が出ますので、ご迷惑をおかけします」

などと、工事の前にご挨拶しておくといいです。




私たち塗装工事の関係者は、今の塗装工事が終われば、次の現場へと移動します。

2週間から長くても20日ほどの工事期間しかその現場に居ません。



しかし、お施主さんはこれからもずっとこの地域で生活されます。

近所の方々に、非常識な塗装工事と思われては絶対にいけないのです。




くれぐれも、ご近所へは細心の気配りを持ちながら、

塗装工事を進めていくことが最低のマナーだと思っています。




まだまだ、塗装工事の流れは続きます。


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Posted by 省エネマン at 16:20Comments(0)節電塗装の工事の流れ

2011年09月25日

節電塗装の工事の流れ(その2)

節電塗装の工事の流れ(その2)


節電塗装の省エネマンです。

先日、長野市を車で走り抜けたときに

塗り替えの必要な住宅が沢山ありました。

建物を観察するクセがぬけないのは、一種の職業病ですかね。



前回から塗装工事の流れを解説しています。

営業マンに専門用語などを使うと、撃退する効果がありますよ。



節電塗装の工事の流れとは


1.近所への工事の挨拶


塗装工事の期間は、10日から2週間ほどかかるのが一般的です。

天候にも影響されますので、雨になれば工事期間は延期されます。



塗装工事期間中は、騒音や車の出入り、駐車などで

近所にも少なからず迷惑をかけてしまいます。



工事前に、近隣への挨拶をしておくと

無用なトラブルやクレームを避けることができます。


詳細は、こちらの記事をお読みください。


塗装のトラブルとクレーム 【挨拶編…①】

塗装のトラブルとクレーム 【挨拶編…②】


2.仮設足場


2階建て以上の外壁を塗装する場合には、

必ず足場を組み立てる必要があります。



塗装をするだけなのに、数十万円も足場代がかかるのは

あなたにとって納得できない費用かもしれませんね。



しかし、塗装する職人にしてみれば足場があることで

安心して丁寧な仕事ができるのです。

ですから、足場は欠かせません。



そして、外壁の塗り替えをするときには、

雨どいの塗り替えや交換を一緒にすることが多いものです。


二階の軒天井の塗装や建材の交換も、その時にできます。


わざわざ、雨どいや軒天井のために足場を組み立てるのは

費用がかさむため、二の足を踏んでしまうものです。



外壁に付帯する箇所は、足場があることで点検ができるため、

塗装で間に合うのか、交換しなければいけないのかの判断もしやすくなります。



そして、外壁だけでなく、屋根にも足場を架けることがあります。

職人が立っていられないほどの

急こう配(こうばい)の屋根を塗装する場合です。



長野県の中でも降雪の多い地域では、雪落としのために

屋根を急こう配にしている住宅が多いものです。



高い場所で仕事をするのは、危険が伴います。

職人の安全のためにも、そしていい仕事をするためにも

外壁や屋根の足場は必要になるのです。



そして足場は周囲の安全対策にも役立ちます。

近隣への洗浄の汚水や、塗料の飛散を防いだり、

通行人を落下物から防ぐために

足場の周囲をシートで囲むのです。



このように、塗装工事の流れに仮設足場の役割は大きいのですが

訪問販売会社やリフォーム会社などは、


「近くで工事をしているので、足場代を半額にできます」とか

「契約してもらえたら、足場代を無料にします」などと


契約欲しさに、あなたに甘い言葉をなげかけたりします。



もしも、リフォームのチラシに、

「先着何名様に足場代を半額」

と書かれていたり、


訪問した営業マンのトークで、

「今契約すると足場代が無料」などと

誘惑されたら注意が必要です。



足場代が「無料」や「半額」になったツケは、

手抜きやクレーム工事となって

あなたをトラブルに巻きこむかもしれません。



仮設足場は、職人にいい仕事をしてもらうために必要なものだと

あなたに理解してもらえると嬉しいのですが…。



節電塗装の工事の流れは続きます。

  


Posted by 省エネマン at 17:21Comments(0)節電塗装の工事の流れ

2011年09月24日

節電塗装の工事の流れ(その1)

節電塗装の工事の流れ(その1)


節電塗装の省エネマンです。

朝から涼しい一日が始まり、コスモスも秋の色を添えていました。

暑い夏が過ぎると、住宅の塗り替えの季節ですね。



今回は、「節電塗装の工事の流れ」をご紹介します。



「リフォーム塗装の見積り書」を見たことがありますか?


けっこう、わかりにくい言葉が書かれているので

業者さんからの一方的な説明になることが多いものです。



あなたが、見積もりで使われる言葉を理解しておけば、

悪質な営業マンの説明にも、突っ込むことができます。



あなたが塗装の基礎知識をもっていると、

業者側も、手抜きができないと思うようになるものです。


ぜひ、覚えてくださいね。



「節電塗装」は「リフォーム塗装」と同じ意味です。

使用する「塗料」が、

「節電塗料」になった場合を想定して、説明を進めています。




■節電塗装の工事の流れとは


節電塗装の塗り替え工事を契約したあとは、

次のような流れで工事が始まります。



1.近所への挨拶

2.仮設足場(かせつあしば)

3.養生(ようじょう)

4.高圧洗浄(こうあつせんじょう)

5.下地調整(したじちょうせい)

6.下塗り(したぬり)

7.中塗り(なかぬり)

8.上塗り(うわぬり)

9.点検、足場解体(あしばかいたい)

10.引渡し

11.集金、振り込み




以上が、塗装工事で欠かせない工程です。

次回から、各工程を詳細にご説明します。




この工程を理解すると

「節電塗装の見積り書」が、より理解が深まります。




台風15号が過ぎ去り、ホッとしています。

今回のような台風のあとには、

訪問販売の営業があらわれるものです。



台風の被害がテレビで放送されると、

「わが家は大丈夫かな?」と心配になりますね。



そんな不安につけこんで、

「雨漏りの無料点検」などと称し、

あなたに近づこうとするかもしれませんよ。



くれぐれも、注意してくださいね。





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Posted by 省エネマン at 19:11Comments(0)節電塗装の工事の流れ

2011年09月23日

節電塗装を訪問販売で売る方法(その5)

節電塗装を訪問販売で売る方法(その5)


節電塗装の省エネマンです。

午後は告別式でした。

長野市の田舎ですので近所づきあいがあります。

弔問者も多数お越しいただき、生前の人柄が偲ばれます。



節電塗装を訪問販売で売る方法ですが、

見積書を即決にもっていく方法をご紹介します。



先日は、塗装見積りの「松竹梅作戦」をご紹介しましたが、

今回は「アッと驚く大技作戦」です。



■節電塗装を必ず即決させる方法


屋根と外壁を全塗装する見積りの場合、

見積書を2種類用意します。


屋根用の見積書を1枚と、

外壁用の見積書を1枚の合計2枚です。


屋根の見積りの内訳と金額を説明したあと、

外壁の見積りの内訳と金額を説明します。


見込み客から、「高い」と言われた場合、

とっておきの大技を出します。


屋根と外壁の見積書の2枚のうち、

屋根の見積書を裏返します。


そして、クローザーは静かに言葉を投げかけるのです。


「こちら(外壁の見積書)の金額で、全部の塗装ならいかがですか?」


つまり、外壁の見積金額で、屋根を含めた全塗装する値引き交渉するのです。



省エネマンが最初にこの値引き交渉を見たとき、

とても驚いたことを覚えています。



冷静に考えれば、そこまで値引きすれば利益どころか

赤字になるはずなんですが…。



しかし、最初から外壁の価格に屋根の経費を含んでいるため、

屋根塗装の金額を値引きしても赤字になるどころか

きっちりと利益は確保しているというわけです。



訪問販売の見積もりは、他社と比べて高いのは、

営業マンの歩合とクローザーの歩合が乗せられていることが大きな理由です。



このように塗装の訪問販売会社は、きょうもあの手この手と

あなたを誘惑するクロージング話法や技術を磨いています。


あなたは、魅力的な販売手口を断る自信がありますか?


外壁の見積り金額で全塗りと言われたら断れますか?


屋根の塗装分が儲かったと思いますか?


決して、安い買い物をしたと喜ばないでくださいね。
  


2011年09月22日

節電塗装を訪問販売で売る方法(その4)

節電塗装を訪問販売で売る方法(その4)


節電塗装の省エネマンです。

省エネマンの父親の実家で不幸がありました。

長男のお嫁さんで97歳でした。

省エネマンの奥さんの父親は101歳で健在です。

人生を楽しみながら生きていきたいものです。



訪問販売で節電塗装を売る方法もいよいよ大詰めになりました。

今回は、見込み客に見積りを提示するところをご紹介します。


■見込み客に見積書をプレゼンして、節電塗装を売る方法


見込み客となごやかに雑談したあと、

外壁や屋根などの傷んだ場所の写真を提示します。


傷んだ部位をどのように塗装して保護するのか

見積書を使いながら説明に入ります。


見積書は、1種類ではなく3種類用意します。

名づけて「松竹梅作戦」です。


塗料の価格にはランク付けがあり、

一般的に、アクリル、ウレタン、シリコンの順に

塗料の値段が高くなっていきます。


松がシリコン、竹がウレタン、梅がアクリルに例えます。

クローザーが決めたいのは、「松」のシリコン塗料です。

悪くても「竹」のウレタン塗料で決めようとします。



価格は安いけれど、耐久性が短いことを数回強調すると

アクリル塗料は、選択肢の中から脱落します。



まず、見積書を見せる方法ですが、

テーブルに3種類の見積り書を並べて置きます。



その時にクローザーは、見込み客の視線を見逃しません。



どの見積書を長く見つめているか。

どの価格に関心があるのか。



塗装にかけられる予算もありますが、

このぐらいなら出せるという目で

見込み客は見積り書を見つめているからです。



見込み客は、シリコン塗料とか、ウレタン塗料とかではなく、

支払う合計金額の違いを見ています。



人は、他人よりもいい暮らしをしたり、

他人よりもいい品物を所有したいという欲求があります。



商品を選ぶときには、人並みか人並み以上を求める心理があるものです。

アクリル塗料は、「誰も選ばない塗料」だと説明すると

見込み客はアクリル塗料を選択肢から除外します。



あとは、シリコン塗料かウレタン塗料のどちらかに決めさせるのですが

シリコン塗料の「松」を選ばせる決めゼリフがあります。



それは…



「ほとんどの方は、こちらのシリコン塗料で塗られています」



他の人が、「シリコン塗料」を選択していることを説明されると

「うちはウレタン塗料でいいよ」となかなか言えないものです。



人並みか、人並み以上の商品を所有したいという人間の心理です。

塗装の訪問販売では、人の心理をうまく突きながら契約を取り付けます。



あなたは、訪問販売の営業トークにあらがうことができますか?

訪問販売の契約は、一般の塗装契約金額よりもかなり高額です。


たとえ、低い価格で契約したとしても

塗料のグレードを落とされたり、職人の手抜き作業が当たり前です。



節電塗装や一般の塗装で、トラブルやクレームに巻き込まれないためには、

塗装の訪問販売の手口を知ることが必要です。



塗装営業マンの手口が事前にわかっていれば、

あなたも被害に遭わずにすみますよね。



次回は、今回とは別の見積り書をプレゼンする方法をご紹介します。

この方法も、塗装契約を上げるために効果があるテクニックです。

  


2011年09月21日

節電塗装を訪問販売で売る方法(その3)

節電塗装を訪問販売で売る方法(その3)


節電塗装の省エネマンです。

台風の影響が報道を見る限り悲惨です。

生まれ故郷の名古屋が伊勢湾台風以来の惨状になっていて。

友人が多くいる町なので、携帯で安否の確認をしてます。

今のところ数人の無事を確認してますが、今後の予断を許しません。




訪問販売で節電塗装を売る方法の続きです。

省エネマンが長野市で体験したときの実話をお話ししています。


長野県内の多くで、省エネマンは営業しましたが

長野市で節電塗装を販売したときのことです。


クローザーによって、販売のテクニックが違い

いくつか紹介してみます。



■現場の傷み写真を使いながら、節電塗装を販売する方法


見込み客の在宅を確認したあと、

クローザーと省エネマンは約束の時間に5分遅れで訪問します。



何の商売も同じでしょうが、いきなり見積りの話から始めません。

軽く世間話から入りますが、こちら側に有利になる話を交えます。



近所で施工した現場があれば、そのお施主さんの個人情報を話題にします。

長野市の地域でも節電塗装の実績があることを話すことで、安心させるわけです。



和気あいあいと打ち解けたところで、クローザーはおもむろに見積りの話に切り替えます。

雑談中は省エネマンも話題に加われますが、

クロージングに入れば省エネマンは一言も話してはいけないルールがあります。



クローザーが1人でクロージングするのです。

クロージングするための話し方の順番があるため、

話しに参加されて、リズムを狂わされたくないのです。



では、見積りに入る時の手順を説明しますね。



まずクローザーは、現調(げんちょう)の時に塗装する場所の面積を計測しながら

デジカメで外壁や屋根、木部、鉄部の傷んでいる箇所の写真を撮っておきます。



そのときに撮った写真を1枚1枚、見込み客に見せながら説明するのです。

外壁や屋根の傷んだところを日常見ていたとしても、

改めて写真でクローズアップされると、その場所の傷みが大きく感じられるものです。



小さな傷や細いクラック(ひび)でも、写真に撮ると

かなり傷んだ傷や、太いクラックに見えてしまうのです。



クローザーは、その写真を丁寧にゆっくり時間をかけて説明します。

「この状態のままでは雨が入りこみ、中の木部や基礎の土台が水を含み

将来は腐ってしまうことになります。建て替えるご予定がおありなんですか?」



別の現場で解体した写真を用意しておき、

外壁から水が入り、断熱材や木部が腐っている写真を見せたりします。



今のままではダメなことと、このままでは建て替えることになると暗示をかけながら

将来への不安を植え付けようとするのです。



そして、次は塗料の説明や施工方法についてじっくり話します。



そのあとに、見積書が出てきます。

この場面はとても緊張しますが、見込み客の気持ちはかなり高ぶっています。

外壁や屋根の状態を知り、塗り替えの必要性を聞かされ、

塗装工事をしなければいけない気持ちにさせられています。



見込み客は、いったいいくらするのだろう?という表情になっています。

クローザーの隣で聞いていると、見込み客の心の動きが手に取るようにわかるのです。



長くなったので、肝心の見積書の提示方法は次回にお話しします。

ここまでお読みいただきましてありがとうございます